イラン外相、「IAEA決議は性急で政治的」
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アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相とグテーレス国連事務総長(アーカイブ写真)
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「IAEA国際原子力機関理事会への対イラン決議案の提出という米英独仏の行動は、性急で政治的なものだ」と語りました。
IAEA理事会の定期会合において、アメリカと英独仏3カ国が提唱した対イラン決議案が8日水曜、ロシアと中国の強い反対にもかかわらず採択されました。
こうした政治化は、グロッシIAEA事務局長の同調、そして事実上シオニスト政権イスラエルから提供された情報による強欲な報告の提出による、同事務局長の根回しをもって実行されています。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はグテーレス国連事務総長と電話会談し、地域・国際情勢といった一部問題について意見交換を行いました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はイエメンでの停戦継続への支持を示し、同国の封鎖の完全な解除の必要性を強調するとともに、これをイエメンの各グループがより多くの協議を開始するための適切な下地だとしています。
また、11日土曜に行われたミグダード・シリア外相との電話会談に触れ、シオニスト政権によるシリア領土への侵略継続やシリア民間空港への軍事攻撃を、国連憲章の原則への歴然とした違反だとし、「地域の安定や安全に対するイスラエルの戦闘行為は、結局同政権自身に跳ね返ってくる」と述べました。
グテーレス事務総長もこの電話会談で、対イラン制裁の解除を目指すオーストリア・ウィーン協議継続の重要性を強調し、「イランとそのほかの核合意関連協議の関係国の一部の間の対立を解消する最善の方法は外交だ」としています。
そして、IAEA理事会で最近採択された対イラン決議を、単なる勧告内容を持つものだとし、協議継続の重要性を強調しました。
さらに、イエメン危機に関して、同国での停戦継続の支持というイランの建設的な立場や努力に謝意を表明しています。
グテーレス事務総長は、シリア問題の解決策をめぐるアスタナ(カザフスタンの旧首都名、現ヌルスルタン)での会議を、シリア危機の調査および、シリアとトルコの間にあると考えられる一連の問題の解消に向けた適切な土台である、としました。

