イラン原子力庁長官「わが国は、IAEAと緊張状態にはない」
(last modified Thu, 16 Jun 2022 08:48:02 GMT )
6月 16, 2022 17:48 Asia/Tokyo

イラン原子力庁のエスラーミー長官は、「イランはIAEA国際原子力機関と緊張状態にあったことはなく、今もない」と語りました。

対イラン制裁解除を目指すウィーン協議が停止されている中、アメリカおよびフランス、イギリス、ドイツの欧州3カ国は、シオニスト政権イスラエルの圧力により、また、IAEAのグロッシ事務局長の同調を受け、IAEA理事会で対イラン決議を採択させました。

エスラーミー・イラン原子力庁長官は、イランプレス通信とのインタビューにおいて、イランとIAEAの関係は、NPT核兵器不拡散条約や保障措置にもとづいた、定義されたものであるとし、「イランは常にIAEA規定に従い、行動し、同機関と密接な関係にある」と述べました。

また、「イランは法に基づいた核計画の保有権利がある。これに従い、イランは自国の核計画を完全に明瞭な形でIAEAに提出している」とし、「イランのウラン濃縮作業も、国内の各産業のニーズに沿った形で5%から20%の濃度で行われている」と語りました。

その上で、「イランは核合意の内容に則り、また信頼構築に向け、IAEAが提案した一部制限を受け入れているにもかからず、グロッシ事務局長は遺憾なことにIAEA規定に反して、シオニスト政権の主張することを繰り返している」としました。

 


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