JAXAが、鹿児島県からの観測ロケット打ち上げ成功
(last modified Sun, 24 Jul 2022 04:42:10 GMT )
7月 24, 2022 13:42 Asia/Tokyo
  • 観測ロケット打ち上げ(アーカイブ写真)
    観測ロケット打ち上げ(アーカイブ写真)

JAXA宇宙航空研究開発機構が、鹿児島県からの観測ロケット打ち上げに成功しました。

南日本新聞など地元メディアのほか、日本の報道各社が24日日曜、報じたところによりますと、JAXAは日本時間の24日午前5時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から観測ロケット「S520−RD1号機」を打ち上げました。

このロケットは高度168キロに達した後に降下し、マッハ約5.5の極超音速となった6秒間のデータ測定に成功したとみられています。

そして、打ち上げから3分26秒後に最高高度168キロに達し、6分52秒後には内之浦南東の海上に落下しました。

このロケットの全長は9.15メートル、重さは2.6トンとされ、飛行中に超音速燃焼を確認するのは国内初とされています。

JAXAによりますと、高速移動による、空気の圧力の高まりで起きる加熱現象やエンジン内部の燃焼具合を調べ、宇宙輸送システムの開発に役立てるということです。

データは音波で受信され、現在取得したデータは解析中で、防衛装備庁の委託研究で、取得したデータは同庁にも提供する予定です。

当初は23日土曜に打ち上げ予定だっでしたが、今月10日の打ち上げを予定していた別の観測ロケット(8月8日以降に延期)の搭載機器に不具合が見つかった影響で予定がずれ込みました。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem