靖国神社で早朝から大行列、77回目の終戦の日に鎮魂祈願
8月 16, 2022 16:05 Asia/Tokyo
東京・九段の靖国神社に、戦没者への慰霊のため大勢の人々が参拝に訪れました。
77回目の終戦の日を迎えた15日月曜、靖国神社には、先の大戦で亡くなった戦没者の慰霊のため、早朝から拝殿前に長蛇の列ができていました。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大以降、3年ぶりに行動制限のない夏休みシーズンとなったため、酷暑と強い日差しの中でも大勢が参拝に訪れています。
また同日には、高市早苗経済安全保障担当相と秋葉賢也復興相、自民党の萩生田光一政調会長も参拝しました。
終戦の日に閣僚の参拝が確認されたのは、これで3年連続となっています。
一方で、岸田文雄首相は直接参拝せず、自民党総裁として玉串料を私費で奉納しました。
しかし、靖国神社には東京裁判のA級戦犯が合祀されているため、中国や韓国などの近隣諸国からは、この神社は日本の軍国主義の象徴とみなされています。
このため、靖国参拝は常にこうした国の抗議の対象となっており、今回も中国や韓国が抗議または、「深い遺憾の意」を示しています。