8月 23, 2022 13:20 Asia/Tokyo
  • ロシア艦
    ロシア艦

日本の防衛省が今月20~21日にかけて、ロシア海軍の艦艇14隻が宗谷海峡を通過したと発表しました。

日本の報道各社によりますと、防衛省統合幕僚監部は22日月曜、ロシア海軍のフリゲート艦など艦艇計14隻が日本時間の今月20日から21日にかけて、北海道とサハリンの間の宗谷海峡を西向きに航行し、オホーツク海から日本海に抜けたと発表しました。

日本防衛省によりますと、日本時間の20日午後1時ごろには、宗谷岬の東北東約260キロを駆逐艦やフリゲート艦の計4隻、そして21日午前9時ごろには宗谷岬の東北東約80キロを小型フリゲート艦やミサイル護衛哨戒艇、補給艦、病院船など計10隻がそれぞれ航行し、いずれも宗谷海峡に向かったということです。

防衛省は、これらの艦艇が演習に参加する可能性もあるとみて、海上自衛隊の艦艇やP3C哨戒機により警戒監視を続けています。

ロシア軍は最近、日本周辺での動向を活発化させています。

なお、ロシアのプーチン大統領は去る7月31日、同国北西部サンクトペテルブルクで、「ロシア海軍の日」を記念する軍事パレードを視察した際、「我々はロシアの国益上の領域を明確に示した。バルト海やクリル諸島(北方領土など)周辺海域で、あらゆる手段を使って確実に守る」と表明しています。

またロシア・スプートニク通信によりますと、ロシア国防省は去る7月26日、大規模軍事演習「ボストーク2022」を8月30日から9月5日まで行い、その一部は南クリル諸島(日本側の定義では「北方領土」)で実施されると発表しました。

これを受け日本政府はロシアに対し、南クリル諸島での演習実施を断念するよう要求しています。

 

 


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