岸田首相、「早急に新たなコロナ対策方針を提示」
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岸田首相
新型コロナに感染した岸田首相が、総理大臣官邸に隣接する公邸にて、オンラインで公務を継続しています。
日本の報道各社によりますと、岸田首相は日本時間の22日月曜午後7時すぎに、オンラインで記者団の取材に応じ、新型コロナ対応をめぐって「感染症法上の措置の見直しや、水際対策の緩和など、ウィズコロナに向けた新たな段階への移行についても、専門家や自治体の意見も踏まえ、早急に方向性を示していく。ウイルスの特性を踏まえながら、感染防止と社会経済活動の両立を実現するための対応を加速させていく」と述べました。
また、保健所や医療機関の負担軽減策についても「患者の情報を登録する『HER-SYS』の入力の簡素化や、健康フォローアップセンターの全国整備、それに検査キットのOTC化などを進めているところだが、さらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と語っています。
そして、現在の自らの状況について「少しせきは出るが、すでに熱は平熱に戻り、普通に生活できていることから、医師にも相談のうえ、リモートで仕事を続けることにした。今のところ大きな不便を感じることなく仕事を行うことができている」とした上で、「みずからの感染に対するさまざまな指摘は真摯(しんし)に受け止め、国民の不安や心配に思いをめぐらす機会としたい。国政に遅滞が生じないよう全力を尽くす」と述べました。
日本政府は今月21日、PCR検査の結果、岸田首相が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。
日本で、現職総理の感染が確認されたのは初めてのことです。
一方で、ネット上では首相への「要望」が噴出しており、 「今回の感染を機に、岸田総理にはもっとコロナ感染拡大に対する危機感を持っていただきたい」「コロナにかかると、身体もきつい、だけど仕事をしないと生活に支障がでる。聞く耳があるのなら、こんな国民の声を聞いてほしい」などの声が寄せられています。
また、官邸関係者からは「一般の国民が新型コロナに感染するのは仕方ない。でも、一国のトップは細心の注意が必要です。トップの危機管理は、国家の危機管理です。とくに岸田首相は外交を控えていたのだから、逆算して1週間程度は、旅行などリスクのある行動は控えてもよかったと思う」という声も出ています。

