KDDI通信障害の影響は東日本の16都道県8万人以上に、NTT西日本も通信トラブル
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KDDI
携帯大手のKDDI(au)が、最近発生した携帯電話の通信障害について、東日本エリアで最大で8万3000人の利用者に影響があったと発表しました。
日本の報道各社によりますと、KDDI(au)は25日木曜、日本時間の24日水曜夜に約45分間発生した通信障害で、最大8万3000人の利用者に影響があ、北海道など東日本の16都道県で影響が出たことを明らかにしました。
また、110番や119番といった緊急通報も利用できない状態だったと説明しています。
KDDIによると、障害は音声通話に関する設備が故障したことが原因で、この設備を切り離して回復させました。音声通話が利用しづらい状態となったものの、ホームページの閲覧やメールの送受信など、データ通信は問題なく使えたということです。
なお、障害は日本時間の24日午後9時13分ごろに発生し、午後9時58分に復旧しました。
KDDIは、「お客さまには多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしました。
KDDIでは先月も、全国で2日半以上にわたって音声通話やデータ通信が利用しづらくなる大規模な通信障害が発生し、総務省から行政指導を受けた歴があります。
さらに、日本時間の25日午前9時ごろからNTT西日本も、通信設備の故障のため大阪を除く関西や、東海・北陸のそれぞれ一部の地域で、インターネット回線の「フレッツ・光ネクスト」と「フレッツ・光ライト」の利用者の通信ができなくなるなどの混乱が生じており、同社は復旧作業を急ぐとともに原因を調べています。
なおNTTドコモは同日その後、販売店などで料金の支払いやdポイントの利用が一部できなくなった障害について、日本時間の午前11時48分に復旧したと発表しました。

