10月 19, 2022 19:44 Asia/Tokyo

日本政府が最近コロナ関連の水際措置を大幅に緩和したにもかかわらず、今年9月に日本に入国した外国人観光客数が、依然として低水準に留まっていることが明らかになりました。

ロイター通信が東京から報じたところによりますと、JNTO日本政府観光局が19日水曜に発表した去る9月の訪日外国人客数は20万6500人(推計)で、今年3月の外国人の新規入国再開以来初めて20万人を上回りました。

もっとも、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の同月と比べると90.9%減で、依然として低水準に留まっています。

日本政府は去る9月7日からコロナの水際対策を一部緩和し、1日当たりの入国者数上限を2万人から5万人に引き上げ、すべての国から添乗員なしの団体旅行受け入れを可能とし、WHO世界保健機関が緊急使用を認めた種類の3回のワクチン接種証明があれば、入国時の陰性証明書の提出が免除されるようになりました。

さらに今月11日より、1日当たりの入国者数の上限がなくなり、また欧米などを初めとする68の国・地域に対する従来の短期滞在者のビザ免除措置が再開され、個人旅行が認められました。

また、発熱など感染が疑わせる症状がなければ入国時の検査は行わず、入国後の自宅などでの待機も求めないことになっています。

しかし、他の主要国よりはかなり制限撤廃が遅れたことから、来日観光客の出足の回復は非常に緩やかとなっています。

国別では、韓国からが最も多く3万2700人、その次がベトナムで3万0900人、3番目に多い米国は1万8000人、中国は1万7600人で4番目となっています。

なお、中国では今も海外旅行自粛の指示がでており、日本への観光客の渡航は実質的に不可能な状況が続いています。

ただこの10月に関しては、日本政府が同月11日から水際対策を大幅に緩和したため、さらなる訪日外国人客数の回復が見込めそうだということです。

 

 


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