日経新聞、「政府の10月円買い介入は過去最高の5.5兆円」
10月 25, 2022 17:36 Asia/Tokyo
日本政府が先週、円安を阻止するために行った円買い介入に5.5兆円を投じた可能性があると報道されました。
日経新聞が市場参加者の推計をもとに報じたところによりますと、この金額は円買い介入としては過去最大となった可能性があります。
財務省は10月31日に9月29日~10月27日の合計介入額を公表するということです。
政府・日銀は9月22日に約24年ぶりにドル売り円買いの市場介入を行いました。しかしながら、円高は一時的なものに過ぎず、再び円安が続き、10月21日には1ドル151円90銭程度まで下落し、1990年8月以来の円安水準となっていました。
円買い介入は、財務省の指示により日銀が行い、インターバンク市場での直接取引に加えて、日銀は時々民間金融機関にドル売りを誘致しています。日本の政府は先週介入したことを発表していませんが、為替レートの変動はこの事実を示しています。
共同通信によれば、24日朝の外国為替市場の円相場では一時、円高が急速に進行し、1ドル145円台まで値上がりしました。市場では、政府・日銀が再び円買い介入したのではないかとの観測が浮上したものの、その後は円安が進み、荒い値動きとなっています。
日本の鈴木財務相は、24日の外国為替市場で再び円安が進んでいることについて「引き続き為替の動向を注視している」としながら、市場介入については「コメントしない」と述べています。
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