官房副長官、「北朝鮮が核実験に出る可能性」
(last modified Tue, 25 Oct 2022 10:57:22 GMT )
10月 25, 2022 19:57 Asia/Tokyo
  • 磯崎仁彦官房副長官
    磯崎仁彦官房副長官

磯崎仁彦官房副長官が25日午後の会見で、北朝鮮が核実験を含めたさらなる挑発行為に出る可能性があるとの見解を示しました。

ロイター通信によりますと、磯崎副長官は、韓国の尹錫悦大統領が25日の国会演説で、北朝鮮が7回目の核実験の準備を終えているとの認識を示したという報道に関連して、この演説内容を把握しているとしながら、北朝鮮の軍事動向について「必要に応じ情報収集・分析を行っている。核実験の実施を含めたさらなる挑発行為に出る可能性があると考えている」と述べました。

その上で「北朝鮮による核・ミサイル開発はわが国及び国際社会の平和と安全を脅かすもので断じて容認できない」と指摘し、今後も情報収集に全力を挙げ、北朝鮮の非核化に向け日米および日米韓で「緊密に連携していく」と述べました。

国連安全保障理事会は、北朝鮮が2006年に最初の核実験を行って以来、同国に対して数度にわたり制裁を課しています。

しかし北朝鮮は、これらの制裁にもかかわらず、地域における米軍駐留という脅威に対処するため、自国の軍事力強化を強調してきました。

北朝鮮はこの件に関して、「米国が、北朝鮮の現体制を打倒するという敵対的政策をやめない限り、我が国はミサイルおよび核計画から手を引くことはない」と表明しています。

 


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