急速に円高が進行、円相場一時1ドル138円台に
11月 12, 2022 13:33 Asia/Tokyo
円安から一転、急速な円高が進行し、円相場は一時、およそ2ヵ月半ぶりに1ドル138円台をつけました。
日本の報道各社によりますと、11日金曜の英ロンドン外国為替市場は、アメリカの利上げのペースが減速するとの見方からドル売り円買いの動きが進み、円相場は一時およそ2か月ぶりに1ドル138円台後半まで値上がりしました。
アメリカの先月の消費者物価指数の伸びが市場の予想を下回ったことで今後、記録的なインフレが和らぎアメリカの利上げのペースが減速するとの見方が強まりました。
このため日米の金利差の縮小が意識され、これまでのドル買いの流れから一転して円を買う動きが強まり、円相場は一時、去る9月1日以来の1ドル138円台後半まで値上がりしました。
これにより、わずか1日で7円以上、円高が進んだことになります。
市場関係者は「アメリカの記録的なインフレがピークを迎えて利上げのペースが鈍化するとの見方が広がり、円高ドル安が大きく進んだ。今後も円相場の動向はアメリカの利上げのペースや政策金利がどこまで引き上げられるかに左右されそうだ」と話しています。
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