NY市場で円上伸、一時2ヵ月半ぶり137円台
11月 16, 2022 15:51 Asia/Tokyo
円相場が、2ヵ月半ぶりの円高ドル安を記録し、一時1ドル137円台に達しました。
米ニューヨーク外国為替市場では現地時間の15日火曜、円相場は一時1ドル137円台後半と、8月下旬以来2カ月半ぶりの円高・ドル安水準に上伸しています。
去る10月の米卸売物価指数が予想を下回ったことでFRB連邦準備制度理事会の利上げペースが減速するとの観測が広がり、ドルを売って円を買う動きが強まりました。
しかし、その後はドルが買い戻され、同日午後5時現在は139円26〜36銭と、前日同時刻比61銭の円高・ドル安となっています。
なお、対ユーロでは1ユーロ143円95銭〜144円05銭と、44銭の円高・ユーロ安となっています。
こうした現象について、市場関係者は「ウクライナ各地でロシアによるミサイル攻撃があったと伝えられたことを受けて投資家の間でリスクを避ける姿勢が強まり、安全資産としてドルを買い戻す動きが出たこともあって、荒い値動きとなっている」とコメントしました。
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