日米、沖縄の海兵隊改組・新部隊創設で合意へ
1月 10, 2023 20:13 Asia/Tokyo
日米両政府は12日に米ワシントンで開かれる予定の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で、沖縄県に駐留する米海兵隊を改組し、新たに「海兵沿岸連隊」を創設することで合意する見通しとなりました。
NHKによりますと、海兵沿岸連隊は対艦ミサイルなどを備え、主に島嶼部での戦闘を想定した小規模の部隊です。米軍はこの海兵沿岸連隊を昨年3月にハワイに初めて配備しています。
米側は沖縄にも同連隊を配備することで、従来の重火器部隊を削減する方針だということです。
日米両政府は、中国の海洋進出に対抗する目的で今回の海兵沿岸連隊創設に合意する見通しですが、すでに過大な基地負担を強いられている沖縄にとっては新たな負担につながる恐れもあり、今後反発が出ることも予想されます。
また、中国や北朝鮮は米軍の東アジア駐留が地域の緊張増大の要因であるとみなしており、今回の新部隊創設も新たな挑発行為として受け止められる可能性があります。
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