カンヌ映画祭、日本人が主演男優賞と脚本賞をそれぞれ受賞
May 28, 2023 14:56 Asia/Tokyo
第76回カンヌ映画祭の授賞式が現地時間の27日土曜にフランスで行われ、主演男優賞と脚本賞をそれぞれ日本人が受賞しました。
各メディアによりますと、男優賞の栄冠に輝いたのは、日独合作『Perfect Days』(ヴィム・ヴェンダース監督)に主演した役所広司氏です。同氏の男優賞は初であり、日本人俳優としても2004年の『誰も知らない』(是枝裕和監督)で柳楽優弥氏が受賞して以来、19年ぶり2人目となります。
脚本賞は、『怪物』(是枝裕和監督)の脚本を手がけた坂元裕二氏が受賞しました。日本映画の脚本賞受賞は2020年の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)以来、3年ぶり2度目となります。
坂元氏の代理として壇上で賞を受けた是枝監督は、会場でのインタビューで坂元氏から受賞後にメールを受け取ったことを明かし、「『怪物チームの1人としてうれしいです。感謝します。この脚本はたった1人の孤独な人のために書きました。それが評価されて感無量です』ということばが届きました。僕も感無量です」と喜びを見せました。