福島第一原発の処理水海洋放出に、国内外の団体が警告

福島第一原子力発電所で放射性物質に汚染された水を処理して海洋に放出するという日本政府の決定が実施段階に入ろうとする中、国内外の市民団体がこれに警鐘を鳴らしました。

今回の警告は、東京電力が今月26日、処理水を沖合に送る海底トンネルの先端にふたをする作業などを終え、去年8月から進めてきた処理水放出に関わる一連の設備工事を完了したことを受けて出されました。

処理した汚染水の海洋放出という日本政府の決定は、近隣諸国および国内外の市民団体や漁業者などから、幅広い反対を受けています。

中国のCGTNによりますと、韓国では海洋放出の実施が近づいていることを受けて、多くの人々が海塩の備蓄に走ったため、市場で価格が大幅に上昇し、品薄状態が続いています。

同国で塩は、キムチなどの多くの伝統的な保存食品に使われる、非常に重要な調味料です。

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