福島で日韓の市民団体が処理水放出の反対集会
8月 01, 2023 22:46 Asia/Tokyo
福島市で30日、日韓双方の市民団体が集まり、福島第一原発の処理水放出に反対する集会を開きました。
集会に参加したNPO法人「原子力資料情報室」の共同代表・伴英幸氏は「私たちが知りたいのは放出されようとしている汚染水に含まれる放射性物質の総量とその影響だ。だが、政府はこの問題を回避している」と述べました。
また、福島市に住む今野千代さんは「もし海に放出されたら、自分たちはもちろん、子どもや孫たちも安心して海の魚を食べられない。仮に希釈されたとしても、実際はまったく測りようがないので、安全だとは信じがたい」と語りました。
韓国から参加した市民団体代表の朴錫運氏は、「IAEAは、放射能汚染水を海に流すのは日本政府の判断であり、IAEAとして海に流すことを推奨していないし、保証もしていないと明確に述べている。だが、日本政府はIAEAの評価報告書を口実に、放射能汚染水の海洋放出を強行しようとしている」と語りました。
韓国から参加した20数人は福島の後、東京でも抗議活動を行う予定です。