統合幕僚長「日本は自力で国を守れず」
8月 29, 2023 23:18 Asia/Tokyo
日本の吉田統合幕僚長は、安全保障のために国内兵器を改良する必要があるとし、現状では抑止力のために米国の核を必要としていると語りました。
吉田統合幕僚長はNikkei Asiaのインタビューで、「我々は現状の力では日本の安全を確保できない。第一に自らの防衛力を上げること、第二に、米国の核のような抑止力を強化する必要がある」と述べました。
その上で、「日本はこの10年の間、米国の核の傘を拡大するよう協議を重ねてきた。また、6月には日米間の情報共有や共同訓練に関する合意を結んだ」としました。
そして、日本がインド太平洋の最前線にあるとし、「日本はパートナー諸国と法の支配にもとづく国際秩序を守るため協力していく」と述べ、中国や北朝鮮に対して警告しました。
日本政府は昨年12月、防衛関連3文書を閣議決定し、今後5年間で防衛予算を総額43兆円にまで増やす方針です。