広島・原爆の日に際して国連事務総長がメッセージ
(last modified Mon, 08 Aug 2016 07:42:36 GMT )
8月 08, 2016 16:42 Asia/Tokyo
  • 広島・原爆の日に際して国連事務総長がメッセージ

国連のパン事務総長が、広島の原爆の日に際したメッセージの中で、「私たちは常に核兵器のない世界を求めている」としました。

フランス通信によりますと、パン事務総長は、7日日曜、原爆の日に際したメッセージの中で、「広島の原爆はすべての人に、核兵器はすべての国民にその被害が何の違いもなく及ぶことを示した」と語りました。

さらに、「広島や長崎の原爆投下と同じ悲劇が繰り返されないよう、核兵器のない世界を作るために努力すべきだ」と述べました。

また、「現在どの時代にも増して、世界は広島や長崎の原爆の被災者の精神を必要としている」と述べました。

アメリカは第二次世界大戦末期の1945年8月6日、日本を降伏させるために、広島に原爆を投下しました。アメリカはその3日後にも長崎に原爆を投下し、これにより数万人が犠牲になりました。

統計によれば、民間人を多数含むおよそ14万人が広島で、7万3千人が長崎で死亡したということです。

こうした中、アメリカは70年以上が経過し、国際的な批判があるにもかかわらず、今もこの出来事に関して謝罪していません。