日系英国人デザイナーによるイスラム教徒向けファッションが日本の市場に供給
17歳でイスラムに入信した日系英国人デザイナーのハナ・タジマさんのデザインによるイスラム教徒向けのファッション服が、ユニクロにより日本のアパレル市場に供給されます。
ハナ・タジマさんは、「私のデザインの真髄は、頭を覆うイスラム式の装いヘジャーブであり、それにおける恥じらいや謙虚さを2本柱としています」と語っています。
インターネットサイト・brandsynario.comによりますと、ユニクロが同社の春夏コレクションにイスラム式のファッションを選んだということです。
複数の国際アパレル企業の措置を受け、ユニクロ社もイスラム的なファッションを市場に供給する意向です。
このコレクションには、イスラム式に従い長袖でボディラインを覆い隠すゆったりとしたデザインの衣服のほか、頭を覆う現代的なスカーフが含まれています。
このコレクションにより提示されたイスラム式のファッション服は、最近イスラムに入信したハナ・タジマさんのデザインによるもので、ユニクロとハナ・タジマさんの名前がつけられることになっています。
これらのイスラム式ファッション服には、カラフルな色彩が使用され、全世界のイスラム教徒の伝統や文化の多様性に対応できるようデザインされ、楽に着用できるよう製品には教示が記されています。
また、これらのファッション服の製造目的は顧客の間で広まりつつある快適さ、そして伝統的な価値観と現代的なデザインの間に関係を持たせることだとされます。
また、頭を覆うヘジャーブやスカーフには絹が使用されています。
デザインに当たっての2大要素・「恥じらいと謙虚さ」
29歳の日系イギリス人で、イスラム教徒のデザイナーであるハナ・タジマさんは、自らがデザインしたファッション服について、次のように述べています。
「私のデザインの真髄は、恥じらいと謙虚さです。私は、人々にとって衣服が謙虚さと恥じらいを示すものとなるような服をデザインしようと考えていました。さらに、私はイスラム教徒の服装を守る女性のために、恥じらいや謙虚さを示すと同時に、軽くて着やすい服をデザインしようと考えています」