イラン女流作家の邦訳が日本で出版
12月 28, 2019 22:30 Asia/Tokyo
イランの女流作家ゾヤ・ピールザード氏の小説「復活祭前日」が、同氏のほかの3つの短編小説とともに日本語に翻訳され、日本で出版されました。
イスナー通信によりますと、「復活祭前日」は、日本のイラン研究者・藤元優子教授により日本語に翻訳されました。
藤元教授はこれ以前にも、さまざまな現代イラン文学作品を日本語に翻訳しています。
今回の邦訳は253ページにのぼり、大同生命国際文化基金により出版、文学界の有識者などから注目され、再販を重ねています。
序文では、本書を紹介するにあたり、「かつてイランの現代文学は、男性知識人によるものが中心でしたが、1990年代から急激に女性作家が台頭し、日常生活を題材に現代女性の生き方を問う作品が次々に生み出されてきました。本書は、イスラーム革命を生きたイランを代表する女性作家ゾヤ・ピールザードによる短編集で、『女性が心の自由を貫くことの意味と代償』がテーマの一つになっています。異教徒間の恋愛事情が、切れの良いスピード感と小気味よいリズムをもった文体で表現されており、繊細さやユーモアに満ちあふれた、いずれも魅力的な作品です」と記しています。
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