新型コロナウイルス
東京や大阪で、「ネットカフェ難民」の居場所確保が急務に
4月 13, 2020 21:36 Asia/Tokyo
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東京や大阪で、「ネットカフェ難民」の居場所確保が急務に
東京など日本の大都市の当局が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてインターネットカフェの閉鎖を要請した結果、多数のホームレスの人々が行き場を失っており、当局は居場所の確保に努めています。
日本では、自宅をもたない人の中にネットカフェを居場所としている人が多くいます。ネットカフェは、24時間営業が珍しくなく、多くが個室やシャワー、ゲームなどの遊具を備えているためです。
しかし、新型ウイルスの感染拡大防止を目的に、ネットカフェは休業を要請されるようになっています。
公的な統計によると、日本は他の先進国に比べホームレスの割合は低いとされる一方で、東京ではネットカフェで暮らす「ネットカフェ難民」が4000人以上いるとされています。
東京都当局は、そうした人々に、ホテルなどの一時的な宿泊施設の提供を始めたとしています。また、隣接する埼玉県では、当局が200人を収容するためスポーツ施設を利用しています。
東京でホームレス支援団体の相談員を務める男性は、「ネットカフェから突然追い出され、行き場がなくなる人が大勢出てくるだろう」と話しています。
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