沖縄米軍の5施設でドローン禁止
8月 08, 2020 20:11 Asia/Tokyo
河野防衛相は7日金曜、小型無人機ドローンの飛行を原則禁止する防衛関係施設に、キャンプ・シュワブや嘉手納飛行場など在日米軍の15施設を指定しました。
沖縄タイムスによりますと、ドローン禁止施設に米軍基地が指定されたのは初めてのことで、新基地建設が進む名護市辺野古の沿岸部も含まれています。指定された施設・区域と、その周囲約300メートルの上空で飛行禁止となります。1カ月間の周知期間を経て9月6日から適用されます。
河野防衛相は7日の会見で、「知る権利は大事だが、昨今ドローンがテロなどにも使われている懸念もあるので、そうしたことを考慮しながら指定した」と述べました。
沖縄県内で指定された米軍施設はキャンプ・シュワブ、嘉手納飛行場、キャンプ・ハンセン、キャンプ瑞慶覧、普天間飛行場の5カ所。全国では横須賀海軍施設(神奈川県)、横田飛行場(東京都)、岩国飛行場(山口県)などが指定されました。
また、陸海空自衛隊の航空部隊が所在する14施設も新たに指定され、沖縄県内では空自那覇基地が対象となりました。8月17日から同意なしでの飛行が禁止されます。
ドローン飛行禁止区域に米軍基地が指定されたことを受け、玉城沖縄県知事は7日、記者会見で「運用を規制することは、同時に情報を遮断することになるのではないかという懸念を持たれてもおかしくない」との認識を示しました。
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