日本の国際問題研究所、竹島を「日本領」とした米国作製航空図を発見
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日本の竹島
日本国際問題研究所は23日金曜、米国国立公文書館において、竹島を日本領と記載する1953年および1954年の米国政府作製の航空図2点を発見したことを発表しました。
産経新聞が23日、伝えたところによりますと、専門家は「サンフランシスコ講和条約で竹島の日本保持が確定したとする日本の主張を補強する重要な資料」としています。
同研究所は2017年に「領土・歴史センター」を設置し、日本の領土・主権・歴史に関する国内外の資料の収集・整理・対外発信等を行っています。竹島関係の古地図の調査については2018年2月から島根大の船杉力修文学部准教授に依頼していました。
その結果、米国国立公文書館において、竹島を日本領とする1953年および1954年の米国政府作製の航空図2点が発見されました。これら航空図はサンフランシスコ平和条約(1951年9月調印、1952年4月発効)の内容を反映していると同研究所は考えています。
見つかった2枚は米空軍発行の「米国空軍航空図」(53年12月発行、縮尺50万分の1)、「米国空軍・ジェット機用航空図」(54年9月、同200万分の1)です。米国製航空図は世界のほぼ全ての地域を網羅し、民用・軍用に広く使用されたといいます。
船杉准教授は「2枚の航空図は講和条約発効後の米国政府の地理的認識が反映されたとみられ、日本の主張が正しいことを証明する資料になる」とコメントしています。
サンフランシスコ講和条約発効(52年)直後の竹島を日本領と示す同政府の航空図が確認されたのは初めてということです。専門家は「講和条約で竹島の日本保持が確定したとする日本の主張を補強する重要な資料」としています。
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