長野・槍ヶ岳で登山者3人遭難、救助も死亡確認
May 04, 2021 19:38 Asia/Tokyo
長野県と岐阜県にまたがる北アルプスの槍ヶ岳で3日、登山をしていた男性3人が遭難し、全員が救助されたものの、いずれも死亡が確認されました。
NHKによりますと、標高3180メートルの北アルプスの槍ヶ岳で3日午後、男性3人のパーティーから「1人が滑落した」と警察に通報があり、その後、連絡がとれなくなりました。
警察はその後、山頂付近の登山道で倒れていた1人を救助、また翌4日になって残る2人を、登山道とそこから約180メートル下の斜面で発見し救助しましたが、その後、3人とも死亡が確認されました。
山頂付近の山小屋で働く男性によりますと、3日は天候不良で視界が悪く、警察は二ノ宮さんが滑落したあと、残る2人も身動きがとれなくなり遭難したとみています。
3人は3日、岐阜県側の登山口から槍ヶ岳に入り、山頂付近で山小屋に1泊して、再び岐阜県側に下山する予定だったということです。
長野県内では大型連休中に山での遭難や救助の要請が相次いでいて、警察は、登山する場合は、あらかじめ積雪の状況や天候を十分確認するよう注意を呼びかけています。
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