パラ開催の東京に分身ロボットカフェ登場、障害者の社会参加に一石
9月 04, 2021 18:48 Asia/Tokyo
東京日本橋に先ごろ、分身ロボットカフェがオープンし、障碍者の社会参加を促すきっかけとして注目を集めています。
フランス通信が今月2日、報じたところによりますと、東京日本橋に先ごろオープンしたカフェでは、今井道夫さんが客を迎えますが、これは実際は数百キロ離れた自宅からのロボットのウエーターの遠隔操作によるものです。
今井さんは、800キロ離れた広島の自宅で作業をしており、このカフェのロボットスタッフを操作するほか約50人の「パイロット」は、いずれも身体や精神の障害を抱えています。
このカフェ「Dawn」は、アバター(分身)ロボットを通じて外出困難な人々に就労の機会を提供しています。
同カフェは東京パラリンピックに合わせて昨年オープンする予定でしたが、コロナ禍のため延期され、6月にオープンにこぎつけ、日本各地や海外でスタッフを雇用しているほか、一部はカフェの現場で働いています。
テーブルに設置された「OriHime」と名付けられたロボットがカメラ、マイク、スピーカーを搭載し、パイロットと客との遠隔コミュニケーションが可能になっています。
店内では、客とロボットを操作するパイロットとの会話が続く一方、大きめのロボットが店内を動き回り、ドリンク給仕や入り口での客を迎え入れ、バーの近くにいるバリスタ・ロボットがフレンチプレスでコーヒーを入れるなどの光景が見られました。
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