東京都、コロナ警戒レベルを10か月ぶりに引き下げへ
9月 30, 2021 20:11 Asia/Tokyo
東京都が30日木曜のモニタリング会議で、都内の新型コロナウイルス感染状況の警戒レベルを、最も高いレベルから1段階引き下げることを決定しました。
NHKによりますと、都内の警戒レベルが2番目になるのは去年11月以来、約10か月ぶりで、専門家は新規陽性者数の増加比が6週連続で低下していることが理由だと見ています。
一方、医療提供体制の警戒レベルについては、重症患者数は高い水準にとどまっており、体制への負担が大きい状況にあるとして最も高いレベルを維持する見通しです。
これに関して専門家は「感染拡大のリスクが高くなる冬に備え、新規陽性者数を徹底的に減らしておく必要がある」などとして、緊急事態宣言の解除後も感染防止対策を徹底し、ワクチン接種を進めるよう呼びかけました。
都では緊急事態宣言が解除される10月1日以降、感染対策の認証を受けた飲食店で午後8時までのアルコール飲料の提供を認めるなど、行動制限を段階的に緩和していくことにしています。
現在、日本国内で最低1回ワクチン接種を受けた人の割合は全人口の約70%、2回目を終えた人の割合は約60%となっています。
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