大阪高裁が、天然茶髪の黒色への染色強制問題で2審も違法と認めず
10月 28, 2021 19:07 Asia/Tokyo
生まれつきの茶髪の女性(22)が、大阪府立高校に在学中に黒色に染めるよう再三強制され、精神的苦痛を受けたとして府を控訴した裁判で、大阪高裁が2審で原告のこの女性の訴えを退けました。
読売新聞によりますと、大阪府立高校に通学中に生まれつきの茶髪を黒色に染めるよう学校側から再三指導を受け、精神的苦痛を受けたとして女性(22)が府を控訴した裁判で、28日木曜に大阪高裁で控訴審評決が行われました。
女性は、茶色は生まれつきのものであり、染色の強要は人権侵害にあたるとし、2017年に提訴しましたが、今年2月の地裁判決では、校則は学校側の裁量の範囲内と認定しています。
女性はこの訴訟で慰謝料として226万円を求めていましたが、裁判長は高校の校則および指導の違法性を認めず、1審・大阪地裁の判決を支持し、女性側の控訴を棄却しました。
女性は2015年に入学した府立高校で、生来の茶髪を黒色に染めるよう繰り返し指導され、不登校となっていました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ