トヨタが大幅な戦略強化を発表、 EV世界販売を「2030年に350万台に」
(last modified Wed, 15 Dec 2021 07:53:59 GMT )
12月 15, 2021 16:53 Asia/Tokyo

トヨタ自動車が、2030年のEV・電気自動車の世界販売を年間350万台とするなど、これまでの目標を大きく引き上げる計画を明らかにしました。

NHKによりますと、トヨタ自動車は14日火曜、2030年にはEVの世界販売を350万台とし、代表的ブランドのレクサスでは将来的に新車のすべてをEVにするという大幅な戦略強化を打ち出しています。

とりわけ代表的なトヨタの高級車ブランドのレクサスでは、2030年には北米、ヨーロッパ、中国で、2035年には世界全体ですべての新車をEVにする計画で、大幅な戦略強化となります。

これにより、トヨタが計画するEVの販売台数は世界有数の規模となりますが、販売実績で先行する欧米や中国など海外メーカーとの競争は激しくなる見通しで、存在感を高められるかが焦点です。

これについて、同社の関係者は「EVに関心が高まっている市場の変化に対応するためだが、『トヨタは得意のハイブリッド車にこだわっていて、EVの開発には消極的だ』という見方も多く、払拭するねらいもある」と語りました。

一方トヨタは、2030年までにEVだけではなく、ハイブリッド車や燃料電池車も含めた電動車全体の開発に8兆円を投じるという巨額の投資計画も明らかにしました。

この計画により、トヨタはインフラや経済状況など国や地域の実情に応じてさまざまなタイプの車を投入する構えで、EVだけをつくるという“専業”メーカーを目指す動きとは一線を画し、全方位の戦略を続ける方針です。

 

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