駐沖縄米海兵隊基地の兵士が酒気帯び運転容疑で逮捕
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沖縄県の警察
新型コロナウイルスの大規模なクラスターが発生している沖縄のアメリカ軍キャンプハンセン所属の兵士が、県内の国道で酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。
NHKによりますと、逮捕されたのは、アメリカ軍キャンプハンセンの海兵隊上等兵、ウィリアム・レナーレス容疑者(25)です。
警察によりますと、レナーレス容疑者は20日月曜午後11時50分ごろ、沖縄県北谷町の国道58号線で酒を飲んだ状態で車を運転したとして、酒気帯び運転の疑いが持たれています。
レナーレス容疑者からは基準値の4倍以上のアルコールが検知され、警察によりますと、同容疑者は容疑を認めているということです。
同上等兵が所属するアメリカ軍キャンプハンセンでは、186人が感染する新型コロナの大規模なクラスターが発生し、このうち日本人の基地従業員など4人が、コロナ新変異種オミクロン株に感染したことが確認されています。
この事態を受け、沖縄県の玉城知事は同日、緊急会見し、21日火曜にも日米両政府に対し、キャンプハンセンに勤務するすべての軍人・軍属について基地からの外出禁止を要請する方針を示しました。
また21日朝、「綱紀の乱れにつながってはならない。ましてやキャンプハンセンでは、オミクロン株の感染者が出ているわけで、そういうことを考えると、軍の規律として外出自粛をかけるべきだ」と述べています。
さらに、逮捕現場の近くでは兵士の行動に疑問の声が上がっています。
30代の女性は「県民が我慢している中でクラスターが発生して、そのうえ飲酒運転で検挙されるのは正直どうなのかなと思う。もう少し考えて行動してほしい」とし、静岡県から訪れていた70代の男性は「アメリカ軍の兵士は地域の状況を理解しながら行動してほしい。クラスターが発生しているのであれば、外出禁止にしてほしい」と語りました。
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