1月 31, 2022 16:09 Asia/Tokyo
  • 沖縄県の尖閣諸島
    沖縄県の尖閣諸島

沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船2隻がおよそ4時間にわたって日本の領海に侵入しました

NHKが第11管区海上保安本部の発表として報じたところによりますと、日本時間31日月曜午前6時半前、尖閣諸島の南小島の沖合で中国海警局の船2隻が相次いで日本の領海に侵入したということです。

海上保安本部はまた、これらの2隻が日本の船舶に接近する動きを見せ、およそ4時間にわたって領海内を航行し、31日午前10時20分までに領海を出たとしています。

午前10時半現在、2隻は南小島の南およそ25キロから28キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているということで、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

今年に入ってから、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、今月15日以来、2件目です。

この問題について、松野官房長官は31日午前の記者会見で「現場海域では海上保安庁の巡視船が当該の船舶に対し領海からの退去要求や進路規制を繰り返し実施するとともに、日本船舶に近づかせないよう巡視船を周囲に配備し安全を確保した。また本事案について外交ルートで厳重に抗議し、速やかにわが国の領海から退去するよう強く求めた」と述べました。

そのうえで「中国海警局に所属する船舶が尖閣諸島周辺のわが国の領海に侵入したことは誠に遺憾で受け入れられるものではない。引き続き緊張感を持って尖閣諸島周辺の警戒・監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然と対応していく考えだ」と述べました。

 


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