日豪外相が会談、安保・防衛面協力を一層深化で一致

日本とオーストラリアの外相会談が会談し、安全保障協力の一層深化で見解が一致しました。

NHKによりますと、林外相とオーストラリアのペイン外相の会談は、12日土曜午前、およそ1時間行われ、海洋進出を強める中国などを念頭に、両国を取り巻く安全保障環境は、厳しさを増しているとして、安全保障や防衛面での協力を一層深化させていくことで一致しました。

また両者は、中国などを念頭に、両国の安全保障や防衛面での協力を一層深化させるとともに、安全保障協力に関する新たな共同宣言の取りまとめ作業を急ぐ方針を確認しました。

そして、先月、両国の首脳が発出を表明した、安全保障協力に関する新たな共同宣言の取りまとめ作業を急ぐとともに、自衛隊とオーストラリア軍が共同訓練を行う際などの対応をあらかじめ取り決めておく「日・豪円滑化協定」の早期発効に向けて、それぞれの国内手続きを進めることを確認しています。

さらに、海底火山の噴火で大きな被害を受けた南太平洋のトンガの復興支援でも連携していくことを申し合わせました。

クアッドと呼ばれるアメリカ、オーストラリア、インドとの4か国の外相会合などに出席するため、11日金曜からオーストラリアを訪れていた林外相は一連の日程を終え、日米韓3か国の外相会談が行われる、次の訪問先のハワイに出発しています。

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