林外相が、日韓関係の改善目指す韓国代表団と面会
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日本の林芳正外相が25日月曜午前、韓国のユン・ソクヨル次期大統領が日韓関係の改善に向けて日本に派遣した「政策協議代表団」と面会しました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
4月 25, 2022 15:40 Asia/Tokyo
  • 日本の林芳正外相と日韓関係の改善目指す韓国代表団
    日本の林芳正外相と日韓関係の改善目指す韓国代表団

日本の林芳正外相が25日月曜午前、韓国のユン・ソクヨル次期大統領が日韓関係の改善に向けて日本に派遣した「政策協議代表団」と面会しました。

近年、日韓関係が徴用工問題などをめぐり悪化していることから、ユン次期韓国大統領はかねてから、日韓関係について「早期に復元されなければならない」として改善に意欲を示していました。

日本の報道各社によりますと、代表団は25日月曜朝、東京都内のホテルで超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の会長を務める自民党の額賀元財務大臣や立憲民主党の中川・元文部科学大臣らとおよそ1時間半、会談しました。

磯崎官房副長官は記者会見で「国際社会が時代を画する変化に直面している中、健全な日韓関係はルールに基づく国際秩序を実現し地域や世界の平和と安定、繁栄を確保していくうえでも不可欠だ。先般のICBM・大陸間弾道ミサイル級のミサイルの発射を含めて北朝鮮による核・ミサイル開発がいっそう活発化する中で、北朝鮮への対応も含め日韓米や日韓の連携は非常に重要だ」と述べました。

そのうえで「1965年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤の上に立って日韓関係を発展させていく必要があり、ユン次期大統領のリーダーシップに期待している。今回の代表団の訪日の機会を捉えて新政権側としっかりと意思疎通していきたい」と述べました。

一方、岸田首相と代表団の面会については、「現時点では決まっていない」と説明しています。

韓国・ヨンハプ通信によりますと、韓国代表団の団長を務めるチョン・ジンソク国会副議長は面会後、記者団に「両国は自由民主主義、市場経済の価値を共有し、未来の課題を共有する善隣国家として協力関係を緊密に維持、強化していかなければならないということで一致した」と述べています。

また、「懸案問題については真摯(しんし)な対話を通じ、望ましい結論に到達するための努力を傾けようと話した」と伝えました。

チョン氏は今回の訪問が両国の懸案を巡る具体的な交渉のためのものではなく、尹氏の対日外交の基本方針を説明するためのものだと説明しました。

そして、ユン氏の就任式に岸田文雄首相を招待することについては、「招待ではなく当該国が決める問題だ。就任式に(岸田首相が)来れば誠意を尽くしてお迎えする準備ができている」と述べるにとどめました。

 


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