EU大統領が、広島訪問・岸田首相との会談へ

EUのミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長が来週訪日し、岸田首相と定期首脳協議を行うほか、広島の原爆資料館を訪問し演説する予定です。

日本の報道各社によりますと、EU2首脳の訪日は2019年12月の就任後、初めてだということです。

ミシェル大統領とフォンデアライエン氏は、今月12日に岸田首相と会談する予定で、対ロシア制裁やウクライナ支援について連携を確認するとみられています。

また、覇権的な動きを強める中国への対応や、台湾海峡の平和と安定の重要性、気候変動やデジタル分野での連携強化、新型コロナウイルス流行による渡航制限の解除の有無についても話し合い、協議終了時に共同宣言を採択する予定です。

さらに、ミシェル大統領は訪日中の今月13日に広島市の広島平和記念資料館を訪れ、演説を予定していますが、フォンデアライエン欧州委員長はこれに同行しないということです。

EUは今回の協議について「日EU間の一層深くダイナミックな連携を示す機会」と位置付けており、その狙いは日欧関係の強化をはかることだとされています。

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