ロシア軍用機が北海道に向けて直進か、防衛省「領空侵犯なし」
(last modified Wed, 08 Jun 2022 06:29:08 GMT )
6月 08, 2022 15:29 Asia/Tokyo
  • ロシア軍用機
    ロシア軍用機

ロシア軍機とみられる航空機4機が、日本海から北海道に向けて直進するように飛行してきた様子を自衛隊が確認しました。

日本の報道各社によりますと、防衛省は8日水曜、ロシア機とみられる軍用機4機が7日火曜夜に日本海から北海道西方に飛来し、領空に向けて東に直進したと発表しました。

防衛省の発表では、これらの4機は日本の領空に向けて直進するように飛行し、このうち2機は反転して北海道の西の上空で旋回し、残りの2機はサハリンに向けて北上したということです。

航空自衛隊の戦闘機が、スクランブル・緊急発進して警戒・監視に当たり、領空侵犯はありませんでした。防衛省は、ロシア軍機が領空に向けて直進するような飛行は近年見られず、ロシア軍の特異な行動として、飛行の目的を分析するとともに警戒と監視を続けています。

この問題について、日本が7日に発表したNATO北大西洋条約機構と連携を強める動きに反発した可能性がある、との見方もなされています。

ちなみにこの日は、防衛省が海上自衛隊とNATOとの共同訓練の実施を発表していたほか、NATOの軍事部門トップのロブ・バウアー軍事委員長も防衛省を訪れ、自衛隊トップの山崎幸二統合幕僚長と会談し、連携を強化する考えで一致しています。

 


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