Pars Today

岸信夫防衛相がカンボジアを訪問し、同国のティア・バン副首相兼国防相との会談しました。

日本の報道各社によりますと、岸信夫防衛相は21日水曜、ティア・バン副首相兼国防相との会談で、ウクライナや南シナ海、北朝鮮などの地域情勢について意見を交わしました。

この中で岸氏は「力を背景とした一方的な現状変更やその試み、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する」としました。

岸氏は公開された会談の冒頭で、ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦に関し、国連総会が３月に採択したロシア非難決議でカンボジアが日本などとともに共同提案国となったことを「高く評価」していると伝えました。

そのうえで両者は、ウクライナ戦争によって国際秩序の根幹が揺らぐ中、日本とカンボジアが引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

岸氏はさらに同日、インドネシア、ブルネイ、ベトナムそれぞれの国防相らとも会談しており、海洋進出の動きを強める中国への対処を念頭に結束を促す狙いがあると見られています。

岸大臣は、22日水曜には日本とASEAN東南アジア諸国連合の防衛相会合に臨む予定です。

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