沖縄に今なお約1900トンの不発弾が残存
6月 23, 2022 19:10 Asia/Tokyo
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米軍と大日本帝国との大規模な戦闘
77年前に米軍と大日本帝国との大規模な戦闘が終わった沖縄には、未だ約1900トンの不発弾が残っていることが判明しました。
日本経済新聞によりますと、第2次世界大戦後、日本全国の不発弾や爆弾の総数の40%以上(約1830トン)が沖縄に集中しているということです。
同紙はまた、2020会計年度(2021年3月31日終了)に、自衛隊が全国で約4400発の不発弾を処理していることを明らかにしました。
日本の自衛隊の推計では、九州に約112トン、本州の南部と南西部、中部に約24トンの不発弾や爆弾が残っているということです。
推計によりますと、第2次世界大戦末期の沖縄戦では、地元住民を含めて約20万人が犠牲となり、この戦闘で約20万トンの爆弾が投下されていると見られています。
なお、日本では23日木曜、太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした日米双方の20万人超を悼む「慰霊の日」の式典が沖縄で行われ、岸田首相や沖縄県知事をはじめ、多数の人々が戦没者を追悼し、「沖縄を二度と戦場にさせないため、核兵器廃絶、戦争放棄に向け努力を続ける」決意を新たにしています。
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