1月 17, 2023 16:41 Asia/Tokyo
  • イスラエルのアイアンドーム
    イスラエルのアイアンドーム

シオニスト政権イスラエルの一部の研究者が、「アイアンドームを含めた防空システムで働く兵士たちは、他の兵士よりも癌を発症する可能性がはるかに高い」としました。

アイアンドームは、シオニスト政権イスラエルが中・短距離ミサイルを迎撃するために設置した防空システムです。しかし最近、莫大な費用が開発にかけられたこのシステムの性能について、被占領地パレスチナでは物議が醸されています。

英ロンドンに拠点を置くアラビア語紙「Al-Quds-Al-Arabi」が16日月曜、報じたところによりますと、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるヘブライ大学の研究者らは、防空システム、中でもアイアンドームで働く兵士が、レーダーからの放射線および危険な電子システムの側に常にいることから、被占領地パレスチナに住む他の人々に比べて8倍も癌の発症率が高くなっていることを発表しました。

同紙はこの記事で、シオニスト政権が抵抗勢力の放つミサイルへ対抗するために常時アイアンドームに依存しているほか、これを世界の国々、特にアラブ諸国へ売り込もうとしているものの、最近このシステムがオペレーターに深刻な影響を与えることが明らかになり、この先の運用について深刻な疑問が提示される可能性がある、と伝えています。

この問題は2年前にも、イスラエルの新聞「イディオト・アハロノト」がアイアンドームで働いていた一部のイスラエル兵が異動後に癌を発症したと伝えた際に、メディアの注目を集めていました。

シオニスト軍は現在、同システムで働く兵士が癌を恐れて軍から逃げださないかと恐れています。

10年間の調査から得られた研究結果によれば、アイアンドーム勤務の兵士のうち13人が癌を発症しているということです。これは、兵士330人あたり1人が癌を発症したことになりますが、対して他の部隊の確率は400人に1人となっています。

 


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