12月 26, 2023 18:12 Asia/Tokyo

アメリカの複数の戦闘機がイラク領空を侵犯して同国軍の基地を空爆し、イラク内務省の治安部隊12人と同国民兵組織ハシャドアルシャビのメンバー6人が負傷しました。

ファールス通信によりますと、26日火曜未明にアメリカの複数の戦闘機がイラク首都バグダッド南部バービル州の都市ヒッラにあるハシャドアルシャビの数箇所の拠点を攻撃しました。

イラクの各メディアによりますと、今回の攻撃で同国内務省に属する軍関係者12人ハシャドアルシャビのメンバー6人が負傷しました。

ハシャドアルシャビは、イラク政府の監視のもとで活動する公式組織です。

ロイター通信によりますと、米国務総省は「イラクやシリアでアメリカ人職員に対して行われた攻撃への報復として、これらの国にある武装組織カタイブ・ヒズボッラー(神の党旅団)の3箇所の拠点を攻撃した」と主張しました。

オースティン米国防長官も、SNSの「X」上でこの攻撃について明らかにし、「この攻撃はバイデン米大統領の命令による行われた」と強調しました。

今年10月7日から開始されたシオニスト政権イスラエルによるガザ攻撃以降、イラクの各抵抗勢力は、レバノンのシーア派組織ヒズボッラー及び、イエメンやシリアの抵抗勢力とともに、パレスチナとの連携を示すため、イラクやシリアにある多数の米軍基地を攻撃してきました。これらの勢力は、「アメリカがガザ戦争支持をやめ、シリアやイラクから撤退せざるを得なくなるまで、攻撃を継続していく」と発表しています。

 


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