Pars Today
アメリカの圧政的な制裁の解除を目指すオーストリア・ウィーン協議の新ラウンドが、本日4日木曜に開始されます。
オーストリア・ウィーンにて核兵器禁止条約の第1回締約国会議に先立って20日月曜に開かれた「核兵器の人道的影響に関する会議」で、広島と長崎へのアメリカによる原爆投下の悲惨な側面が、参加した各国の政府や国際機関の代表者らの参加により検討されました。
オーストリア・ウィーンで、各国の政府代表やNGOなどが、核兵器がもたらす人道的な影響について議論する会議が始まりました。
核兵器禁止条約締約国会議がオーストリア・ウィーンで初開催されるのを前に、現地では長崎の被爆者が各国の参加者に直接、核兵器廃絶を訴えようと積極的な交流活動に乗り出しています。
在オーストリア・ウィーン国際機関のガーエビー・イラン常駐代表代理が、核合意のほかの署名国が自らの責務を履行していないとして批判し、アメリカによる違法な核合意離脱、並びにこれと同時の人道に反する、圧政的・一方的な制裁行使について、IAEA国際原子力機関理事会のメンバー国に説明しました。
在オーストリア・ウィーン国際機関常駐イラン代表部のガーイェビー代表代理が、「IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長の新報告は、同国際機関とイランの幅広い協力を反映していない」と語りました。
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、同国として常にパレスチナを支持していることを強調するとともに、「ウィーン協議は決して中断していない」と語りました。
オーストリア・ウィーンでの核合意復活をめざす協議で仲介役を務めるEUのボレル外務・安全保障政策上級代表が協議中断を明らかにし、イラン交渉団を率いるバーゲリーキャニー外務次官も本国へ戻りました。
イラン代表団が8日火曜、核合意復活交渉の続きを行うためオーストリア・ウィーンを訪問しました。
一部のメディアが、核合意復活をめぐるイランと米国の直接対話の可能性について様々な憶測を報じたことをうけ、ライースィー・イラン大統領は「あらゆる合意の成立の鍵を握るのは、わが国の国民に対する圧政的な制裁の解除である」と表明しました。