Pars Today
サウジアラビアが、現時点まで世界中から26万6000人を超える巡礼者が同国の聖地メディナに到着したことを発表しました。
サウジアラビア当局は18日日曜、新型コロナウイルス感染者数の伸びが緩やかになったとして、イスラム教の聖地メッカ(Mecca)の聖モスク(Grand Mosque)内での礼拝を7か月ぶりに再開し、時期を問わずに行われる小巡礼「ウムラ(Umrah)」の人数制限を最大1万5000人に緩和すると発表しました。
メッカ巡礼儀式・ハッジに参加するため、サウジアラビアを訪問中のイラン人巡礼者が、2年前にメナーで発生した巡礼者圧死事件による犠牲者を追悼しました。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、神の家の巡礼者に寄せたメッセージの中で、パレスチナへの支援とその救済は、イスラム共同体の絶対的な責務だとしました。
イラン人のメッカ巡礼者が、アラファトでの多神教徒に嫌悪を表す儀式の最終決議で、アメリカとシオニスト政権イスラエルの圧制的な政策を非難しました。
2015年9月に、サウジアラビア・メッカ近郊のメナーで発生した巡礼者圧死事件の犠牲者の遺族らが、国連人権委員会に書簡を送付し、この事件の発生原因の究明を目的とした国際的な事実調査委員会の結成を要請しました。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、世界のイスラム教徒とメッカ巡礼者に向けたメッセージから2日後、再び、「サウジアラビアには、聖地を管理する資格はない」と強調しました。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、ハッジ・メッカ巡礼は、イスラム教徒の精神性と誇りの象徴であり、圧制者の脅威に対する人々の平穏と安全の源、多神教徒に嫌悪を示し、敬虔な人々が連帯するための場所であるとしました。
昨年9月のメッカ巡礼儀式の最中に巡礼者が将棋倒しになったメナーの惨事について、現在もイランは真剣にその法的追及を続けています。
サウジアラビアの聖地メッカにあるマスジェドルハラム・モスクの敷地で巡礼者が殺到し、18人が負傷しました。