シリア沿岸で150人乗りボートが沈没、87人の遺体発見
(last modified Sat, 24 Sep 2022 09:46:48 GMT )
9月 24, 2022 18:46 Asia/Tokyo

シリア沿岸部で、不法移民少なくとも150人を乗せたレバノンのボートが沈没しました。

シリア筋によりますと、これまでに87人の遺体が見つかっています。また、救出された20名もシリア・タルトゥース市内の病院に搬送されました。

このボートは不法移民を乗せ、22日木曜にレバノン北部から欧州を目指して出発しました。

乗っていた移民の国籍は、シリア、レバノン、パレスチナだったということです。

21世紀も20年を過ぎて、西アジアの難民危機は拡大しています。西側や地域の大国の支援を受けた過激主義が、内戦やテロの温床となり、女性や子供などの民間人に対して暴力をふるい、その多くが難民となりました。

中でもシリアとイラクは、西アジアの中で最もテロリストによる暴力に見舞われた国で、数百万人が国内外で難民と化しました。

イエメンも、サウジアラビア主導アラブ連合軍による攻撃でインフラが破壊され、多くの死傷者や難民が出ました。

パレスチナは一時、世界最大の難民を抱えていました。今でもパレスチナ難民は様々な国で苦難を強いられています。

やむを得ず国を後にするこれらの難民は、実際、安全で合法なルートを利用することが可能ではなたっかたため、違法なルートを利用しています。

 


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