シリアの米軍基地に無人機攻撃
1月 21, 2023 20:36 Asia/Tokyo
ヨルダンとイラクの国境に近いシリアの米軍基地が、無人機による攻撃を受けました。
シリアでは2011年からサウジアラビア、アメリカや彼らの同盟国の支援を受けている複数のテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利となるよう転換させるべく、大規模な侵略をしかけたことにより危機が生じました。しかし、アメリカの軍事的な片腕だったテロ組織ISISが2017年9月に敗北した後、アメリカは直接彼らに取って代わり、その時期からISISの代わりにシリアの石油などの資源の略奪を開始しています。
イルナー通信によりますと、シリア人権監視団は20日金曜、同国南部のイラク・ヨルダン両国境地帯にあるタンフ米軍基地が無人機による攻撃を受けたと発表しました。
それによると、この攻撃でシリア反体制組織・自由シリア軍の一行に死者が出たほか、攻撃を受けて同基地が緊急配備をとったということです。
タンフ基地司令部は声明で、「3機の無人機が我々の基地を標的にした。米軍兵士への被害は発生していないが、自由シリア軍の兵士2名が負傷した」としました。
タンフ米軍基地が攻撃を受けるのはおよそ5カ月ぶりです。前回は昨年8月に無人機による攻撃を受けました。
タンフは、シリアとイラクおよびヨルダンの3カ国が接する国境地帯から55キロの地点にあります。