イスラエル財務相の対パレスチナ人種差別発言に非難
3月 22, 2023 20:55 Asia/Tokyo
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シオニスト政権のスモトリッチ財務相
イスラエル財務相がフランスで挑発的かつ人種差別的な発言をし、批判を呼んでいます。
シオニスト政権のスモトリッチ財務相は、仏パリでの式典において、「パレスチナ人というものは存在しない」と発言しました。
また、「パレスチナ人というものは、20世紀に生み出されたものである」とし、自分とその祖先のような人々が、パレスチナの真の民であると主張しました。
スモトリッチ氏は、これ以前にも、ヨルダン川西岸ナブルス南部のパレスチナ人に対するシオニスト入植者らの攻撃を支持し、地域での民族浄化を求めました。
こうした中、パレスチナ自治政府外務省は、国際刑事裁判所に対し、対パレスチナ人種差別発言を行ったとしてスモトリッチ氏の逮捕を命令するよう求めました。
パレスチナ外務省はまた、フランス政府がスモトリッチ氏が同国領内から人種差別的な発言を行うことを許したことに遺憾の意を表明しました。
さらに、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスも、大イスラエルの樹立という発言は決して実現することはないだろうとしています。
イラン外務省のキャンアーニー報道官は21日火曜、ツイッター上で、パレスチナの地に対するパレスチナ国民の絶対的な権利に反するスモトリッチ氏の発言を非難するとともに、「このような発言は、明らかにヨルダンを含む全地域諸国民に対する強奪的なシオニスト政権の貪欲な性質を示すものだ」と述べました。
また、ヨルダンやアラブ首長国連邦も、スモトリッチ氏の発言を非難し、イスラエルを国として示す地図の利用を非難しました。
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