イスラエル軍予備役司令官、「我々に対するイラン軍事力は100倍に」
4月 19, 2023 19:49 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエル軍の予備役司令官が、イスラエルがイランの平和目的の核計画に対して無謀なことはできないことを認め、イスラエルに対するイランの軍事力は100倍にもなり、イランに対するいかなる攻撃もシオニスト政権の完全な破壊につながると述べました。
19日水曜の在英アラブメディア「ライ・アルヨウム」によりますと、この予備役司令官はシオニスト政権の本質やその好戦主義について、「(シオニスト政権は)2009年にイランの核計画に対する攻撃を決意し、そのために約40億ドルの捻出を予測した」と明かしました。
そして、こうした無謀な計画とその結果に対する恐れを指摘し、「この攻撃は実行されなかった。司令官らは、攻撃が成功した場合でもせいぜいイランの核計画を数カ月遅らせることができるに過ぎず、反対にイランからの報復で甚大な人的・物的被害を被るとの結論に達したからだ」と述べました。
その上で、「現在のイスラエルに対するイランの脅威は、これまでよりも危険なものになっている。イランのミサイル能力は、今日にでもイスラエルに対する戦略的攻撃を実行できる程度にある。こうしたミサイルは、イスラエルのインフラや重要施設に甚大な被害をもたらし、我々を何年にもわたって後退させることができる」としました。
この司令官はまた、「イスラエルの歴代政権は、イランに対し後ろ盾のない空虚な脅迫を行ってきたが、自らの抑止力を失った」とし、「もしイラン核計画への攻撃を決意するなら、連日イランから数千発のミサイルを浴び、我々が完全に破壊されることを覚悟すべきだ」としました。
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