国連、「5000~7000人のISISテロリストがイラクとシリアに潜伏」
(last modified Wed, 16 Aug 2023 12:05:50 GMT )
8月 16, 2023 21:05 Asia/Tokyo
  • ISISテロリスト
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国連が、「イラクとシリアに現在、5000人から7000人に上るテロ組織ISISのメンバーが潜伏している」としました。

西アジア関連のニュースを報じるサイト、ミドルイーストニュースによりますと、国連は報告の中で「ISISは依然としてシリアとイラクに約5000から7000人規模の勢力を有しており、これは深刻な脅威とみなされる」としました。

また、「ISISは依然として活動している。このテロ組織がこれまでに甚大な損害を被った上に、シリアとイラクにおけるこのテロ組織の活動が減少しているにもかかわらず、ISISの残存勢力が現場に戻る危険性は依然として存在している」としました。

続けて、「ISISは自らの戦略を現状に合わせて調整し、地元住民と合併している。また、その勢力を再編成し、シリア北東部のキャンプや近隣諸国の弱者(貧困)層からより多くの武装人材を集めようとしている」としています。

国連の専門家はさらに、「シリア北東部ではISISメンバーであることが疑われる武装勢力約1万1000人が拘束されている」との見方を示しました。

米国の直接・間接的な支援を受けて2012年に結成されたISISは、2017年にイラクとシリアでイスラム抵抗戦線の戦闘員および、シリア・イラク両軍によって敗北し、それ以来、シリアとイラク政府に対する秘密裏の戦争を続けてきました。

現在、テロリストたる米軍がシリアでISISの残存勢力を組織化し、訓練させていますが、地域問題の専門家によれば、近い将来イラクとシリアでISISが手段となったアメリカの陰謀が形成されるだろうとされています。

 


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