イスラエルによる大量虐殺に世界中で抗議デモ
シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のアル・ムアムダニ病院を空爆したことをうけて、世界各地で同政権の犯罪を非難し、ガザを支持するデモが開かれています。
イスラエル軍は現地時間の17日火曜夜、ガザ地区にあるアル・ムアムダニ病院を爆撃し、現時点で複数の報道から殉教者数が500人を超えていることが判明しています。
これをうけて、エジプトの市民らはデモでイスラエルのこの犯罪を非難し、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクの防衛を訴えました。
また、モロッコ・ラバトでも市民らが大規模なデモを実施し、シオニスト政権を非難するとともに、「ガザは威厳のしるし」などとスローガンを叫びました。
エジプトにあるイスラム教スンニ派教育機関の最高権威・アズハル大学は声明を出し、「イスラムおよびアラブ共同体は、欧米などの強権的な西側諸国への依存を見直すべきだ。西側があらゆる軍事力や殺戮・破壊兵器をもってしてもパレスチナ人と対峙すれば脆弱で恐れをなすとパレスチナ民衆が確信できるようであるべきだ」としました。
他にも、リビア・トリポリでも同様のデモが行われたほか、イランのテヘランではアル・ムアムダニ病院が空爆された17日夜、抗議集会が開かれ、イスラエル軍による無辜の市民の殺害を非難するとともに、これを大量虐殺だとしました。
一方、欧米諸国でもシオニスト政権を非難するデモが行われ、カナダ・トロントでは市内にあるシオニスト政権イスラエル領事館前に市民が集まり、今回の病院空爆をはじめとする同政権による数々の犯罪を非難し、ガザの人々を支持しました。
また、米ホワイトハウス前でも、抗議する人々がバイデン大統領に対しシオニスト政権への支援を停止するよう求めたと各メディアが伝えました。このデモの参加者らは、バイデン政権が今回のシオニスト政権による病院空爆という犯罪に加担していると非難しました。
国際機関も、WHO・世界保健機関のテドロス事務局長がシオニスト政権による病院空爆を厳しく非難したほか、ユニセフも民間人の保護を求めました。