パレスチナ自治政府首相、「ハマスの壊滅は不可能」

パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は、「シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスを壊滅させようとガザ攻撃を行っても、成果は出ない。この組織を無くすことは不可能だ」と述べました。

シュタイエ首相は、米ニュースサイト・ブルームバーグとのインタビューで、ハマスの持つ力とそれを壊滅させようとするシオニスト政権イスラエルの無力さについて触れ、「シオニスト政権はハマスを壊滅させられない。それは、この組織がガザだけではなく、レバノン、カタール、ヨルダン川西岸にも存在するからだ」と述べました。

続けて、「シオニスト政権がガザでパレスチナ人の女性や子どもに対して行う犯罪は、目的のない復讐じみたものだ。同政権は、このような行動で成果を得ることはない」と指摘しました。

シオニスト政権当局者の多くは、ハマスの壊滅もしくは捕虜解放といった、今回の戦争で当初定めた目標を達成できなかったことは、ハマスの「アクサーの嵐」作戦で喫した敗北に続く同政権の新たな失敗だと語っています。

ガザ保健省報道官によれば、10月7日から行われているイスラエル政権のガザ攻撃では、これまでに1万7487人が殉教、4万6480人が負傷していますが、その7割は無実の子どもや女性だということです。

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