国連安保理理事国代表らが、ガザに通じるラファ国境を訪問
12月 12, 2023 15:50 Asia/Tokyo
国連安全保障理事会の現理事15カ国のうち12カ国の国連大使らがパレスチナ・ガザとエジプトをつなぐラファ国境を訪問しましたが、アメリカ、フランス、ガボンはこれに参加しませんでした。
イルナー通信によりますと、安保理理事国大使らのラファ訪問の目的は、ガザ住民の人道状況悪化を目の当たりにし、武力衝突の終結を強く訴えることにあるとされています。
ただし、安保理常任理事国であるフランスとアメリカ、そして非常任理事国であるガボンの大使らは、この訪問への参加を拒否しました。
各メディアは、訪問不参加の理由については何も伝えていません。
大使らには、UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関のフィリップ・ラザリーニ事務局長と国連職員数人も同行しました。
シオニスト政権イスラエル系の報道筋は、現安保理非常任理事国であるUAEアラブ首長国連邦が、アラブ連盟の代表として今回の訪問の調整役を務めたと伝えながら、この件についてシオニスト政権には事前に連絡がなかったとしました。
政治問題の専門家らは、今回の訪問をパフォーマンスであるとみています。それは、この訪問の真の目的がシオニスト政権の犯罪における同理事会の役割を隠蔽することにあるからです。
占領者政権イスラエルが行うパレスチナ人殺戮については、多くの人権団体が、安保理会合で停戦決議案に拒否権を発動したアメリカにも責任があるとしています。
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