ヒズボッラー報復攻撃に関する3つの重要なポイント
8月 25, 2024 19:30 Asia/Tokyo
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ヒズボッラー報復攻撃に関する3つの重要なポイント
レバノンのヒズボッラーは公式声明の中で、25日に行った司令官暗殺をうけたイスラエルへの報復攻撃は第一段階であると発表しました。
【ParsToday西アジア】先月30日、イスラエル軍はレバノンの首都ベイルートを空爆し、ヒズボッラーのフアド・シュクル司令官を殺害しました。25日未明、ヒズボッラーはこれに対する報復として、イスラエル占領地内にあるイスラエル軍の基地・施設を対象に多数のミサイルや無人機による攻撃を行いました。
今回の攻撃には以下の3つのポイントがあります。
第一に、イスラエルの諜報機関が今回の攻撃を予期できなかったことです。イスラエル側は以前から、ヒズボッラーからの報復を防ぐため先手を打つとして最高レベルの体制を敷いてきましたが、完全に出し抜かれたことになります。
第二に、今回の攻撃ではテルアビブにあるモサドとの共用拠点であった10以上のイスラエル軍基地が標的となりました。ヒズボッラーは今回の攻撃を「対イスラエル作戦で最大規模のひとつ」と位置付けています。ヒズボッラーは以前から、シュクル氏殺害に対する報復は独自に行うと表明してきました。
第三に、ヒズボッラーは今回の攻撃を「報復の第一段階にすぎない」としていることです。つまり、攻撃は今後も続く可能性があるということです。
イスラエルにとって最悪の事態は、今回よりもさらに激しく戦略的な攻撃に備えなければならないということです。
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