エジプト人アナリストら「シリアでは武装勢力同士による殺戮に発展」
(last modified Mon, 09 Dec 2024 09:22:13 GMT )
12月 09, 2024 18:22 Asia/Tokyo
  • エジプト人アナリストら「シリアでは武装勢力同士による殺戮に発展」
    エジプト人アナリストら「シリアでは武装勢力同士による殺戮に発展」

複数のエジプト人アナリストらがシリア情勢の今後について、武装勢力同士による殺戮に発展するだろうとの見方を示しました。

【ParsToday西アジア】これらのアナリストは、シリア反政府勢力による首都ダマスカス陥落後のシリア情勢を分析しました。

エジプト人アナリストのカレム・ヤフヤ氏は、シリアの情勢変化と同国のアサド政権の崩壊に言及し、「シリアは政権を転覆させた武装勢力間の紛争段階にあるかもしれない」との見方を示しました。

また、もう1人のエジプト人アナリスト、ザフディ・アル・シャミー氏は、シリアでの現状について「アサド政権は崩壊したが、テロ組織のリストに上がっているヌスラ戦線のような勢力の存在のもとで、シリアでは民主的な情勢変化はみられるだろうか?」と疑問を呈しました。

同氏は、「もしシリアで民主的な政治プロセスが起こらなければ、同国が宗派間の対立や分裂に陥るという大きな恐れがある。もしそうなれば、我々はリビアでの情勢変化よりもはるかに危険な惨事を目撃することになるだろう」としています。

シリア反体制派は北部イドリブに対する一部の国の支援により、先月27日からシリア各地に対する大規模な攻撃を開始し、最終的に8日日曜に首都ダマスカスを陥落させました。

 

 


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